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壁紙選びは光も大事

2023/10/13

こんにちは、「フラリカ」スタッフOです。

住宅会社のオフィスには壁紙メーカーさんのサンプル帳が何冊も揃っています。
今回のブログ写真はサンゲツさんの2冊。
色柄、質感、機能が豊富な壁紙のカット見本が何種類も掲載されているので、新築住宅やリフォームで内装クロスを提案する際にとても重宝します。

ただ、選ぶ側からすると、魅力的な選択肢が多すぎて悩んでしまうかも。
私も以前、自宅浴室をリフォームした際にクロスをカタログから選んだのですが、脱衣所1室を決めるだけなのに相当悩みました。

無地にするか、柄にするか。
ポップにするか、シックにするか。
デザイン重視か、機能性重視か。
全面同じクロスにするか、1面だけ変えるか。

結局、「防水・防汚・抗菌・防カビ・消臭機能付き」で、ちょっとキラキラが入っている白系クロスに決めました。
白系って無難ではありますが洗濯機や洗面台とマッチしますし、なにより部屋全体が明るく清潔に見えるのが良かったです。
脱衣所はあまり日光が入らないうえに照明も抑え気味なので、壁面の明るさは大事なポイントでした。

壁紙を選ぶ時にはカタログだけでなく、ショールームなどで実物を見るのが鉄則ですが、ひとつ注意したいのは、ショールームの明るさと、住宅のお部屋の明るさは違うという点です。

というのは、先日新装オープンしたカフェにランチに行ったら、洗面所が暗くてちょっと怖く感じたんです。
原因のひとつは壁紙の色目。
濃い目のグレーに黒系の装飾が入ったクロス貼りで、単体で見ると個性的でとても素適なデザインでした。
が、外光が入らない店の奥の通路の突き当りで、更に照明を落とした部屋に使うにしてはちょっと暗すぎやしないか、
少なくとも、ヘルシーランチを出す店にはそぐわない重さじゃないか。
と心配になるレベルでした。

店のオーナーさんがショールームで一目ぼれして自ら選んだ壁紙だったそうですが、店の洗面所に貼ったら思ってたよりかなり重くて暗くなってしまい、電球の色味と照度を変えたけどまだ暗かったとか。
間接照明を増やして明るくすると電気代がかさむし、ポスターでも貼って壁紙の面積を減らすとせっかくの壁紙が見えなくなるし・・
と悩む気の毒なオーナーさん(私の知人の先輩)にカンパして帰ってきました。

壁紙選びはデザインや機能性だけでなく、使う部屋の明るさ(日光の届き方や照明の照度・質感)も必ずチェックしましょう!

迷ったら家造りのプロたちに相談してください。
そして、プロからのアドバイスにはぜひ耳を傾けてくださいね!