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「Fularika」窓の話

2022/09/19

皆さん、こんにちは!
「Fularika」スタッフSです。

最近、TVCMで気になる事があります。
同時期にふたつの大手企業さんのCMで同じ曲が使われていること。
こんなことってありなんですね。ちょっと新鮮!
曲はですね、エリック・サティの「ピカディリー」
サティと言えば「ジムノペディ」な感じですが、この曲は軽快なテンポでなんとも楽しげですよね。
皆さんもお気づきかもしれませんが、D社の軽自動車のCMと洗剤・トイレタリーでは国内一位のK社の企業CMです。
いままでの常識からすればありえないと思うのですが、
何かのタイアップかな? それとも別の意図があったりして。
でも、この曲は散歩の最中にどこからか聞こえてきたら、たとえ疲れていても、軽快なテンポでもう少し歩けそうな気がしますね。商品にぴったりかも!

さて、今回は「Fularika」展示モデル ”MORI NO IRO” に使用している「窓」について少しお話してみようかと。

「Fularika」“MORI NO IRO”で採用している窓は「樹脂サッシ」になります。
高性能窓の代名詞ですよね!
本物の木のように見える木目柄の外観も大変好評いただいております。
採用に至った経緯はやはり将来を見据えた住宅性能になります。

従来の新築住宅では「アルミサッシ」が主流でした。
ガラスは単板ガラス(ガラスが1枚)が長らく使われていましたが、近年では複層ガラス(ガラスが2枚、ペアガラスともいう)が標準だと思います。もう一歩進んだ「Low-Eガラス」も一般的になりました。

「アルミサッシ」の欠点は熱を伝えやすいこと。
なので窓から入り込む熱や出ていく熱(せっかくの冷暖房)を遮るのが苦手でした。冬は結露で窓がびしょびしょになってしまうので後始末が大変!
そこで断熱性能の向上を目指して誕生したのが、「アルミサッシ」に熱を伝えにくい樹脂を組み込んだ「アルミ樹脂複合サッシ」です。
いまや日本における主力選手(約60%)となっています。

世界に目を向けるとどうなのでしょうか?
実は主要先進国の主力選手は「樹脂サッシ」なのです。
ヨーロッパ諸国は70%前後、アメリカも70%弱、そして隣国韓国は約80%もの採用率を誇っています。
残念ながら「樹脂窓」の日本における普及率は20%ほど。
この数字でも10年前からは4倍ほどだそうです。

住宅の熱の出入りのおおよその割合は、窓とそれ以外の外壁や屋根で50:50になります。(※諸条件によって変化します)
外壁・屋根に対して面積の小さい窓の性能を上げることが、どれだけ省エネルギーに貢献できるのかご理解いただけるかと思います。

たびたび話題に出る「ZEH住宅」。
この住宅性能を得るために「アルミ樹脂複合サッシ」・「樹脂サッシ」と外壁・屋根の断熱材との組み合わせは多種多様ですが、カーボンニュートラルを意識する上では何れも余裕を持った性能の商品を選択することが将来の安心に繋がるのではないかと思います。
“MORI NO IRO”に「樹脂サッシ」を選択することがその一例ですね。
電気料金単価高くなる一方だし、電力使用量も同じように高くなっています。
省エネ意識の高まりとともにやがては「樹脂サッシ」が主力選手にとって代わる日が近いのかもしれません。

「Fularika」“MORI NO IRO” はカスタマイズに対応していますので、
お住まいの地域、ライフスタイルやご予算に合わせて最適な組み合わせをご提案できます。
「樹脂サッシ」等を使った断熱改修工事も補助金と組み合わせてお得にご利用できるので、この機会に是非ご検討ください。
また「実物を見たいよ!」にもお答えできますので、ホームページや加盟各店にお問い合わせいただければと思います。

出典:文中の採用率データはYKKAP株式会社 APWカタログから引用させていただきました。