入浴中に停電になって慌てた話
こんにちは。
8/29のスタッフSさんの「防災に備える」を読んで自宅の非常用持ち出しバッグの中身を点検したら、財布の中身が全部旧札でびっくりしたスタッフOです。
財布から夏目さん、新渡戸さん、現行よりちょっと濃い目の福沢さんが出てきたときは、街でばったり恩師に出会ったような、えっ懐かしいご無沙汰してます。みたいな気分になりましたが、これはきっとセルフレジも通らないし、レジの店員さんにも怪訝な顔をされそうだし、緊急災害時に余計面倒なことになりそうなので、銀行で換金してきました。
旧札が発行停止になったのは平成19年らしいので、もう10年以上入れっぱなしだったということでしょうか。
非常食や水は賞味期限内に交換していたんですけどね。危ない危ない。
非常用品に限らず、災害への備えは多岐に渡りますね。
停電対策もそのひとつです。
数年前の台風の日、深夜に湯船につかっていたら突然停電になりました。
窓の外では暴風雨がすさまじい音を立てていて、そんな時にのんきにバスタイムとかしている場合じゃなかった、と後悔してももう遅く、賢明な家族は早々に入浴して就寝しており、寝静まった家の中からの救助は見込めそうにありません。
停電が復旧しないものかと他力本願でしばらくお湯に浸かっていましたが、一向に電気は付きません。
脱衣所を出た先の、キッチンとリビングの間の柱に懐中電灯がぶら下がってたのを思い出しはしましたが、とにかく浴室内も脱衣所も真っ暗。
月明りも当然望めませんから、暗闇の中をなんとか自力で光源までたどり着かなければなりません。
もたもた着替えてから手探りでキッチンを移動中、途中でワゴンに脛を思い切りぶつけて大変痛い思いをしましたが、なんとか掴んだ懐中電灯の明かりを見た時は心底ほっとしました。
明るければ数歩で行ける距離ですが、真っ暗だとまったく思うように動けないものです。
この時は台風による停電だったので心理的にもまだ余裕がありましたが、これが大地震だったりしたら、一刻も早く逃げないといけません。湯船につかって待機なんてしてる場合じゃない。
リビングや寝室には懐中電灯や非常用ランタンが備えてあったのですが、脱衣所とトイレは盲点でした。それ以来、居室以外の場所には、停電時に自動点灯するコンセント充電式LEDライトを備え付けています。
揺れを感知したり、停電でコンセントからの給電が途切れると自動的に点灯して、コンセントから取り外せば懐中電灯として持ち歩けるので便利です。
先月、落雷の影響で5分ほど停電したときも、ちゃんと自動点灯してくれていました。良かった良かった。
こういった簡易的な製品とは別に、住宅用の照明器具として、非常灯付シーリングライトなども販売されています。停電になると内蔵バッテリーが非常点灯して、お部屋全体を灯してくれます。
停電で突然真っ暗になるとかなり慌てますし心細いですから、やはり自動点灯照明は心強いですよ。
非常時・災害時の不安や不便を軽くするのは平時の備えにつきます。
防災の話題が多くなるこの9月、皆さまもぜひ身の回りの防災チェックをしてみてくださいね!