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夏の電力消費の話

2022/08/02

皆さん、こんにちは!
「Fularika」スタッフSです。

先週末は炎天下の中、耕作放棄地と化しているお山の畑の草刈りをしました。
熱中症アラートが出ていたので作業は10時までにしようと思っていたのですが、生茂った雑草とあまりの暑さに作業がはかどらず、正午近くまで都合4時間も格闘してしまいました。
もう ふらふら です。
そんな中であらためて思ったことがあります。

「生きるって凄いですね!」
体温の上昇とともに、身体を冷やそうと心拍数は上昇し、心拍数の限界が近づくと疲労感で動きを緩めようとします。
冷たい飲み物で身体を内から冷やすと、あっという間に心拍数も落ち着きます。
自分の意識とは別のところで生きるために自動コントロールされている。
あらためて凄いと思います。

さて、暑い話続きで、
真夏日が続くとネットニュースなどには必ずと言っていいほど電力ひっ迫のニュースが大見出しで出ますよね。
あわせて家庭内の家電消費電力ランキングなるものもよく見かけます。
電気料金の高騰も尋常じゃない昨今、省エネに貢献したくついつい見てしまいますね。

ランキングTOP3を見るとこんな感じです。

年間を通してだと変わるのですが、「夏の」と付くとやはり1位はエアコンです!
次いで2位の冷蔵庫、これはもう仕方ないですよね。
一年中運転してる働き物ですからね
そして3位は照明器具です。1灯あたりの消費電力は少ないのですが、家1軒まとまると堂々のランクインです。
次点でテレビやエコキュート、食器洗い洗浄機なども肉薄していますが、「夏の」せいでランク外です。
年間通すと「エアコン」は少し順位を下げるようですね。

ランキングはもちろん世帯の平均値なので「うちはエアコン使わないよ」って方もいらっしゃると思いますので、あくまで一般論でお願いします。(笑)

この結果から家庭内の消費電力を抑えていくには何をしたら良いのでしょうか?
究極の答えは「使わない」ですが、現代社会では子供だましみたいな答えになってしまいます。
なのでまじめな話、機器の選び方と使い方ですよね。

先ずはエアコン!
新築の時には各部屋に用意することも多いので金銭的に大変なのですが省エネ性能が高いものを選ぶ事。
高効率エアコンと呼ばれる機種がおすすめです。

冷蔵庫は扉の開閉なんかも考慮してくれるインバーター制御機能が付いたものがおすすめです。冷蔵庫の一般的な寿命は10年前後との事なので、古い冷蔵庫をお使いの場合は、そのあたりも踏まえて検討したいですね。

照明器具はLED化が進んでいますので昔に比べたら消費電力も寿命も進歩しています。なので、アナログ的な話ですが必要のない箇所はこまめに消すことが大事でしょうね。

そして最後に建築に携わっている者として一言。
建物も電力消費低減に貢献が出来ます。
以前のブログで紹介した「ZEH」の家などの太陽光発電システムを備えた高性能住宅がそれです。
しっかりと断熱された壁や屋根は、エアコンの効きを良くし、エネルギーロスを抑制してくれます。太陽光発電で生み出した電力は、高騰した電力購入を最小限に抑えます。

また、光熱費やCO₂排出量を見える化する「HEMS(ヘムス)」を導入することによって、IoT+AI技術を使った連携機器の自動コントロールが叶いさらなる省エネ効果が期待できます。

電力消費に気を付けなければならないけど、熱中症の危険も最優先で考えなくてはならないし、相反することで心苦しい方も多いと思います。
高性能住宅が増えることで暮らし方が少しでも楽になると嬉しいなぁと思います。