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損をしないエアコンの選び方

2024/03/08

皆さんこんにちは。先月に続き、暑がり寒がり食べ盛りのスタッフNです。
食べ放題と言えばいつもは焼肉ですが、浜焼き食べ放題に行ってきました。
これがまたよかった...思い返す余韻だけで白米いけちゃうくらいです。
「魚太郎の浜焼きバーベキュー」おススメです。

さて、今日は食べ放題のおススメではなく、エアコンです。
前回のブログで、「エアコンで損をしているかもしれない」
という内容をUPさせて頂きました。
では、どんなエアコンなら損をしないのかをまとめました。

エアコン選びに参考にされがちな「畳数」表示ですが、
メーカーによって多少ラインナップに違いはあれど、
6畳、8畳、10畳、12畳、14畳、18畳、20畳、23畳、26畳、29畳用の10タイプがあります。
ほとんどのメーカーは、6~12畳までが100V用コンセントで、
14畳以上は200Vの専用コンセントになります。

この中から、各部屋に合わせた大きさを選ぶわけですが、
結論から申し上げると、私が担当させて頂いたお施主様に推奨するとしたら、
●個室は6畳用。
●LDKは14畳用。どうしても心配と言われたら渋々18畳用です。
14畳用は小さすぎない?って思われるかも知れませんが、
先日お引渡しをさせて頂いた、LDK25畳のお施主様にも、
14畳用をおススメしましたが、快適に過ごしているようです。

これには前提条件があり、「私が担当させて頂いたお施主様」です。
何故かと言うと、家の断熱性能に自信があるからです。
とは言え、その前提条件だと、あてはまる方が少なすぎると思うので、
エアコン選びのポイントをまとめてみました。

カタログから説明に必要な部分だけを切り取ったこちらの写真から、
ポイントを3つに絞りました。

ポイント①
・能力(kw)の最大値を知る
能力とは、エアコンの定格出力で、()内の数値は出力の下限と上限になります。
注目ポイントは、29畳用を除いたどの機種も最大値が12.2で同じという事です。
つまり、14畳用でも26畳用でも出せる最大能力は同じなんです。
但し、大きければ大きいほど平常運転(定格出力)の電力量があがります。

ポイント②
消費電力量期間合計(年間)をチェック
この部分が直接的で一番わかりやすいかもですね。
そのエアコンを使った結果、1年間でどれだけの電気を使うかです。
14畳用と26畳用で倍以上の違いがあります。
仮に1kwhの電力単価を28円で計算したら、
14畳用 1,066kwh × 28円 = 29,848円
26畳用 2,655kwh × 28円 = 74,340円
年間で44,492円の差が出ます。
正直なところ、この消費電力の算定条件も、
1964年のほぼ無断熱の木造住宅という、突っ込み要素はありますが、
口を開くとキリがないので、今回はやめときます...

ポイント③
通年エネルギー消費効率が決め手
専門用語でAPFともいわれます。
これは聞きなれない言葉だと思うので、
難しい説明は抜きにして、この数字が大きいほうが、
省エネ性の高い機種だと思ってください。

上記3つのポイントと、前回のブログ内容も踏まえて話をまとめると、
エアコンの畳数表示は、1964年に制定された、ほぼ無断熱木造住宅が基準なので、
断熱性能(ZEH基準くらいの性能)があればLDKは14畳用でも十分です。
ましてや4.5畳~8畳が主流となってきた個室は6畳用で十分です。
14畳用を選ぶ際は、APFの高い機種を選んだ方がいいでしょう。
但し上位機種になると、付属機能が増え、イニシャルコストが上がるので、
個人的にはAPF6.5以上なら、性能として問題ないかと思っています。

エアコンの効きは、断熱性能に左右されるので、
高断熱住宅の自分のお施主様にはお勧めできますが、
全く家の断熱事情が分からないと、電気屋さんの担当者同様に、
「今のお部屋より少し大きめのサイズがよろしいかと...」なんて言っちゃうかも。
高断熱住宅であれば、畳数通りのエアコンはオーバースペックになると思いますが、
それを知らずに使い続けている人の方が多いと思います...もったいない。
温度をお金で買うわけですから、同じ温度なら安く買いたいですよね。

LDKのエアコンは、14畳用をおススメして、
節約できた分で、「魚太郎の浜焼きバーベキュー」をおススメします。