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不動産契約の流れ

2023/11/17

皆さんこんにちは、手負いのバスケットマンスタッフNです。
認めたくはありませんが、もう...年でしょうか...
頭で想い描くスピードと、現実世界のスピードがあまりにも乖離していて、
足がもつれて、派手に転びました。
体育館で転ぶと、めちゃくちゃお風呂でしみますよね。
無理しちゃダメですね。

さて、今日は久しぶりに実務の話です。

突然ですが、不動産の契約って、どんな流れかご存じでしょうか?
何度も経験する事じゃないので、「...?」という方も多いのですが、
この流れをちゃんと知っておかないと、気に入った物件に出会ったときに、
買い損ねてしまう事もあるので、いつその時が来てもいいように、
今回は、物件の引渡しまでの流れをお話しします。

1 情報収集
ネットで物件検索をしたり、不動産屋をまわったりして、
気になる物件は、実際に見に行ったりします。

2 意思決定
物件を見て回る中で、気に入った物件と出会って、
「よし、ここだ。」と購入の意思を固めます。

さて、ここから先が契約に関わる部分になります。

3 買付証明書(購入申し込み)
意思決定後、一般的にはすぐに契約をするわけではなく、
購入の意思を記載した書面に、署名・捺印をし、
不動産屋の担当者を通じて、売主さんと条件のすり合わせをしてもらいます。
この時の書式は、不動産屋によって多少の違いはありますが、
内容はだいたい同じだと思って下さい。
物件概要、購入金額(値交渉も可)、契約・引渡し希望時期、ローンに関する事等、
契約書を作るのに必要な情報などが記載されています。

4 重要事項説明、売買契約
条件のすり合わせができたら、いきなり契約書ではなく、
売買不動産の重要事項説明書(通称:重説)という、
難しいことがたくさん書いてある書類の説明を、
宅地建物取引士の資格者からうけます。
物件の取説みたいなものだと思って下さい。
この重説の説明が終わって、ようやく売買契約書(通称:売契)の登場です。
売契も重説ばりに難しい用語がたくさん出てきます。
ちなみに、重説と売契で2時間はかかります。
ササッと終わらせちゃう業者さんもいますが、
難しい用語を、わかりやすい言葉にちゃんと置き換えて説明しないと、
不安が残るので、ここは面倒でも時間をとった方がいいです。
売主さん、買主さん共、内容に問題がなければ、署名・捺印をして終了。

5 ローン手続き
事前審査は買付証明の前にやっておいた方がいいですが、
ローンの申込には、重説や売契の控えが必要になるため、
正式申込(本申込み)は契約後でなければ出来ません。
契約後すみやかに、本申込みの段取りをとりましょう。
本申込みをして、承認が出るまでに2週間ほどかかります。
承認がでたら、金銭消費貸借契約(通称:金消)という、
ローンの契約を金融機関と交わします。
これで住宅ローンが融資される準備が整います。

6 引渡し
不動産の名義(所有権)が変わるので、司法書士の用意した書類に署名・捺印し、
免許証などで本人確認もおこない、物件代金の精算をして引き渡し完了となります。

とまぁ、ざっとこんな感じで不動産は取引されます。
流れを①~⑥までに大きく振り分けましたが、
実際には①だけ切り取って見ても、
ここには書ききれない、細かいフローがたくさんあります。

不動産契約って初めてでわからないことだらけなのに、
とてつもなく大きな金額が動きます。
だからこそ経験や知識に富んだ、(私のような)信頼できる担当者が必要だと思います。

という事で、不動産契約の流れをお話しさせてもらいました。
次回は、気に入った物件を買い損ねないようにするには、
何に気を付ければいいのか、という注意点をお話ししようと思います。
これから土地購入を考えられている方は、
次回の内容はとても重要なので、お見逃しなく。