1年がかりの悲願

皆さんこんにちは、アングラースタッフNです。（アングラーは釣り人を意味します）
今年もあの季節がやってきました。
サビキが好調で、よく行く釣りでは、豆アジが絶好調です。
この豆アジに関して、昨シーズンに出来なかった事が一つありましたが、
ようやく今年実践できたので、今日はそんな1年がかりの物語を。

第一話『出逢い』
昨年のこの時期も爆釣していた豆アジですが、
N家では、から揚げというレパートリーしかありませんでした。
爆釣すると、食べきれないくらいの量になるので、
日持ちするレパートリーは無いかとネットで出逢ったのが、
今回のテーマとなる「味醂干し」です。
一目で心奪われ、急いで100均で干しネットを買いました。
ただ、時すでに遅し．．．豆アジシーズンが過ぎ去って、全く釣れずに、
100均ネットは日の目を見ることなく、
来年また．．．とそっとしまい込まれました。

第二話『敗北』
昨年末のとある晴れた日、なぜかベランダの物干し竿に、
しまい込まれたはずの、あの100均ネットが、
洗濯物に紛れてつるされているではないですか．．．
よく見ると、えっ．．．？　　い　　も？
そう、芋が干されていたのです。どうせ使われることがないだろうと、
家族が干し芋をつくるのにちょうどいいと使ったようです。
豆アジの味醂干しが作りたくて買ったネットは、芋に先を越されました。

第三話『リベンジ』
前置きが長くなりましたが、そんな悔しさを抱えながら、
ようやく迎えた豆アジシーズンなんです。
という事で、年末の無念を晴らすかのように釣りまくってきました。

うまい人は短時間で100匹以上釣っちゃいます。
私はそうじゃない方の人なので、結構粘って40匹くらいでしたけど。

第四話『動揺』
味醂がなかったので、帰りに近くのスーパーに寄りました。
そこで、パックに山盛りされた豆アジが売っていました．．．
咄嗟に目をそらしましたが、「豆アジ300円」という札が残像として．．．

見なかったことにしよう．．．

エサ代400円、サビキ仕掛けが1個450円くらいで．．．
糸が絡むとダメになるから一応2個買って．．．駐車場代400円で、
ガソリン代もかかってて、朝5時から13時くらいまで粘って、
ヘロヘロになって帰宅して．．．

いや、いいんです．．．そういう事じゃない。そういう事じゃない。
そういう事じゃないんです！　釣りって！！
と頭の中に突如現れた電卓という雑念をかき消すかのように、
夢中で味醂干しを作りました。

最終話『悲願達成』

いろいろな想いはありますが、不慣れな包丁さばきで、頑張ってみました。
味醂に2時間くらい漬け込みましたが、もうちょっと漬け込んでもよかったかもですね。
それでも、ようやく口にできた豆アジの味醂干しは格別でした。
次回またチャレンジしたいと思います。

という事で、1年がかりの味醂干しというお話でした。
皆さんも、やろうやろうと思っていて、できていない事ありませんか？
いつでもできる事もあれば、シーズンしかできないこともあります。
去年の夏できなかった事があれば、ぜひこの夏に！