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断水被害で困り果てた話

2022/10/07

こんにちは、スタッフOです。

9月下旬の2つの台風により広域での風水害が発生しています。被災された皆さまに心よりお見舞い申し上げます。

私が住んでいる地域でも6万戸を超える大規模な断水となり、4日~10日以上も水道水がまったく使えなくなりました。

断水が発生したのは土曜日。
10時頃に市の防災広報で断水がアナウンスされました。
13時過ぎに近隣のスーパーに行ってみると、2リットルのミネラルウォーターは完売。330ミリリットルの飲料水が数本残っている程度。
ドラッグストアにいたっては、店外の自販機の水も売り切れ状態。
店内では、年配の方が数人、ぽっかり空いた飲料水のスペースを困った様子で眺めていました。

断水が広報されてから3時間弱で、近隣の店から一気に飲料水が無くなった感じです。

広報から5時間後には給水車が配備されましたが、給水所には100人以上の長蛇の列。
当初は一人当たりの給水制限が無かったため、一人で何十リットルも持って帰られる人がいる一方、1時間以上待ったのに自分の前で給水タンクがカラになり、給水車が水を汲んで戻ってくるまで更に待たなければならなかったという人もいました。

このころにはホームセンターの店頭から水タンクや灯油タンクが無くなり、
100円ショップでは紙皿やプラスプーン、ウェットティッシュが消えはじめ、
コンビニのお弁当や、スーパーのお惣菜、レンチンできるパックご飯などは全く無いという状況でした。

発生から2日後には大型ネットショップからも水タンクの在庫がなくなり、購入できない人たちが続出。
災害に備えた食品のローリングストックや、防災用に紙皿や水タンクを備えておくことがどれだけ大切かがよくわかります。

更に、普段自分が水をどれだけ無自覚に使っていたかも思い知らされました。

環境省のホームページによると、日本人は日常生活の中で1人あたり1日200リットルの水を使っているそうです。
■参考:環境省ホームページ https://www.env.go.jp/recycle/jokaso/pamph/pdf/wi_03-04.pdf

水を30秒流しっぱなしにすると約6リットル、3分間出しっぱなしのシャワーは約36リットル。
普段バスタブから無造作に何も考えずぼーっと洗面器に汲んでバシャバシャ使っていた掛け湯も、洗面器の容量から割り出すと1掛け1リットルは使っています。
古いタイプのトイレは1回の排水で13リットル、節水型トイレでも4~6リットル。
重たい思いをして10リットルタンクに給水してきた水も、トイレ1,2回で終わりです。

今回我が家は断水被害だけでしたので、友人知人勤務先の皆さんから融通していただいたお水や、近隣宅から汲ませてもらった井戸水で凌げました。
本当にありがたいことです。

ですが、浸水被害で住宅、家財、車などを処分しなければならない方は相当数いらっしゃいます。復旧に尽力してくださった方々に感謝し、その恩をいま困っている方々のお手伝いに変えていきたいと思っています。