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「Fularika」屋根の話

2022/10/03

皆さん、こんにちは!
「Fularika」スタッフSです。

お彼岸もあけて、ずいぶん秋らしい日々になってきましたね。
皆さんは”おはぎ”食べましたか?
最近はお洒落な”おはぎ”(ぼた餅)専門店も増えているようですが、
スーパーで気軽に買える”手作りおはぎ”も美味しいのが増えていますね。
私は旅先のスーパーで「三色おはぎ」なんてのを食べてみましたが、
なかなかのものでした!
バイヤーさんが頑張っている店は要チェックです!

さて、今回は「屋根」について少しお話してみようかと。

言わずと知れた「屋根」
屋根って言われて「それって何よ?」なんて返す人はほとんどいないですよね。
でも「屋根」ってどんな役割があるのでしょうか?
屋根には様々な性能が求められます。

● 耐震性 – 地震で容易に脱落せず下地に固定されていること。※一般的には軽い屋根材の方が地震に強いと言われています。
● 耐候性 – 太陽光、風雨、気温変化による腐食や変質が少ないこと。
● 防火性 – 火災時の飛び火によって容易に引火せず、輻射熱による自燃が起きないこと。
● 耐風性 – 地域、場所、高さに応じた強風に耐えること。
● 耐食性(耐薬品性) – 潮風や汚染大気、酸性雨などによる腐食がないこと。
● 遮音性 – 外部騒音を伝えず屋根材自体も音を発生させないこと。
● 耐熱性(断熱性) – 夏季でも日射による熱に耐えること。
● 耐寒性(耐凍害性) – 冬季でも寒気、放射冷却、すがもれ(屋根で再凍結した雪などで排水が妨げられ屋根材の隙間から水が漏れる現象)に耐えること。
● 耐衝撃性 – 飛来物による衝撃や屋根上での人間の作業で損傷しないこと。
● 施工補修性 – 施工や修理が容易であること。
● 経済性 – 材料費のほか施工やメンテナンス費用が低廉であること。

このほか美観について色調や質感が良いことも挙げられる。
出典:第二編住まい手向け 長持ち住宅ガイドライン 国土技術政策総合研究所より引用

ちょっと難しいですね。
でも、屋根ってとても大事なんだなとわかります。

屋根の形も様々、ちょっとその辺に車を走らせると、
切妻、片流れ、寄棟、入母屋、等々 いろいろありますね!
最近は軒(屋根)の出が少ないタイプが多いかも。
箱型のお家も相変わらずの人気です。

「Fularika」“MORI NO IRO”の屋根は切妻屋根です。
切妻屋根を採用した理由は山小屋スタイルのデザインにあります。
ヨーロッパ、特にスイスあたりの山岳リゾートは切妻屋根のイメージですよね。
日本の山小屋もそのあたりの影響が大きいと思います。
「屋根は勾配をつけて軒の出は大きい方が良い」と言う一般論があります。
降雨量の多い日本、確かに雨の排出を促しやすい勾配のついた屋根の方が有利ですね。
また深い軒の出は雨が外壁を濡らすのを軽減し劣化を防ぐ役割もあります。

皆さんお馴染のトトロが、バス停で頭にのせていた里芋の葉っぱと、サツキが渡した雨傘との対比と一緒かな。← かえってわかりづらい(笑)

※建築技術の進歩により、必ずしも勾配が緩やかであったり、軒の出の少ない屋根がダメと言う事ではありません。形状に見合った施工要領(保証基準)に沿って様々なデザインの住宅が施工可能となっています。

普段何気なく見ている屋根、そしてそれ以外の様々な部分、
皆さんの住んでいる家やこれから住むであろう家には様々な意味があります。
作り手側のストーリーも垣間見えるとさらに愛着が湧くかもしれません。

「Fularika」“MORI NO IRO” はその趣旨に賛同していただいた加盟店の皆様とお届けするコンセプト住宅です。経験豊富なスタッフの皆さんとあなただけのストーリーを一緒に創ってみませんか!