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工事業者を装う下見の話

2024/11/08

こんにちは、FularikaスタッフOです。
最近、住宅侵入を狙った強盗事件が連日ニュースになっていますね。

「ご近所で工事が始まるのでご挨拶に伺いました」
「屋根瓦がずれているようなので無料点検しますよ」

強盗犯はこのように工事業者を装ってターゲットの住人宅を下見するのだそうですが、
私の家にも数か月前に同じような訪問者が来たんです。

ある土曜日にインターホンが鳴ったのでモニターを見ると、
キャップを被った2,30代くらいの男性がうつむきがちに
「近くで工事をやることになって騒音とかでご迷惑かかるかもしれないのでご挨拶させてもらいに来ました」
と言うんですよ。

施工会社では、工事着工前に粗品を持って近隣へ挨拶まわりをするのが一般的です。
私も仕事柄、近隣ご挨拶用のタオルを発注することもありますので、
土曜出勤お疲れ様です!と思いながらモニターを覗いたんですが、
この男性、工事場所どころか社名すら名乗らないんです。

「工事現場はどの辺りですか?」
と私が尋ねると
「この近くで、よく分からないんですが上司に挨拶に行くように言われたので」
と何とも曖昧な回答。

町内に、社名入り足場シートで覆われた建築中現場があるにはあったので、
「橋の先の○○工務店さんの現場ですか?」
と、試しに聞いてみたら
「あ、そうです」
と言うんです。

でもその現場は車で2分、歩いて10分程の距離。
「ここからは相当離れてるので大丈夫だと思いますよ!失礼します!」
と言って話を切り上げたら、
何か言いたそうではありましたがそのまま黙って帰っていきました。

工事前の挨拶なのに現場名も社名も自分の苗字も名乗らないなんて普通はあり得ませんから、あれも下見なのかもしれないと考えると、録画機能付きインターホン程度の防犯対策ではまったく心もとないですね。

窓に防犯フィルムや二重ロックを取り付けたり、
センサーライトや防犯カメラを設置するなど、
とにかく「狙われにくい家」に改造していかなければなりません。

世知辛い話ですが、一般家庭が被害対象となる犯罪が増えていますので、
安心して暮らすためにはしっかりとした防犯対策が今まで以上に欠かせなくなってきました。

最近はスマートホームの進化で、外出先から見守りや施錠管理できるなど、利便性と安心を兼ね備えたシステムも増えています。

住まいづくりをお考えの方は、安全な生活環境を整えるために、こうした防犯機能の導入もぜひご検討ください。
Fularika加盟店でももちろんご相談承ります!