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平安時代の建具事情

2024/09/06

皆さん こんにちは!「Fularika」スタッフKです
停滞・迷走する台風の影響で各地での災害報告が相次いだ先週末
皆さんはいかがお過ごしでしたでしょうか?

何よりも被災された方々には心よりお見舞い申し上げます

自身の防災グッズの見直しもしてみましたが
消耗した電池があったり 必要なものをしまい込んでいたり
不備が目立つ結果となりました
早速 改善に取り組んでいる今日この頃です
ちなみに扉の写真は台風の影響が出始めた時の不穏な雲です

今年は台風が多そうですね…
地震も多いし…
帰宅支援バックの更新もしなくては!

そんな慌ただしい日々ですが
日曜日の夜8時には必ずTVの前にいます
唯一見ているものは 大河ドラマ「光る君へ」です
ご覧になっている方も多いと思いますが
平安中期を舞台にした「源氏物語」にまつわる物語です

仕事柄 気になるのがドラマに出てくる建物の様式等々
時代考証や美術さんのご苦労は計り知れません

京都には参考になる建物が多数ありますが
舞台セットでの再現って大変そうですね

特に気になる点がひとつ
当時の貴族の住まいは寝殿造り(建築様式のひとつです)
これには建物の壁が無い!(厳密には多少ありますが)
で その壁の代わりは何か?
実はそのすべてが障子(田舎の古い家にも名残がありますね)
現代人の我々は障子と聞くと
木枠や桟に和紙を張ったものを想像すると思いますが
そもそも障子とは「さえぎるもの」「ふさぐもの」と言う意味で
建具全般を示しているのです(サッシのガラス戸も障子って呼んでいます)
「障」はさえぎる 「子」は小さな道具の意味があるそう
なんだか そのままですね(笑)

大河ドラマの宮中に出てくる障子は
御簾(みす)や絹衣を木枠に掛けるなどした帷子(かたびら)がほとんど
これっていわゆるカーテンですよね
これで外と中を遮っています

これが御簾(みす)


  
以前にもブログで書きましたけど(吉田兼好の話)
風通しを重視した夏ならまだしも
(平安時代も現代と同じく暑かったらしい)
冬はそうとうやばいことになるのでは

見てくれは確かに雅ですけどね

話は現代に…
住宅における樹脂サッシの普及率が東海でも30%を超えたそうです
アルミ複合サッシは60%台(いまはこれが主流ですね)
樹脂サッシの普及スピードは右肩上がりです
ちなみに北海道はほぼ100%が樹脂サッシだそうです!
近い将来 日本におけるサッシの主流が
樹脂サッシになるのでしょうね


YKK AP(株)HPより抜粋

断熱性能が高い窓は冬だけでなく夏の暑さにも真価を発揮します
そうエネルギーコスト(特にエアコンなど)を軽減して
快適な暮らしを実現してくれるのです
平安時代の障子は容易に交換できただろうけど
現代の障子(サッシ)はコスト的に容易に交換できません
サッシに限らずですが新築時の選択はとても重要ですね!
建物の基本性能を容易にバージョンアップ出来たりするのは
まだまだ未来の話なのでしょうかね

話は戻りますが 御簾(みす)を通して 誰かと話すなんて
なかなか出来ないだろうけど 一度は経験してみたいです
もちろん頭には烏帽子を被って!
まぁ ただのコスプレですね(笑)

FULARIKA ”MORI NO IRO”は樹脂サッシを推奨しています
次世代の生活環境を整えるには
先ずは住まいの基本性能を上げることが大事です!
既存住宅の窓廻りリフォームも年々技術が向上!
新築時よりコストは掛かりますが
補助金を使ってお得に高性能サッシに変えられますよ!

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最適な提案をしてくれる熟練スタッフがお待ちしています!