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彩時季 -11月-

2022/10/28

皆さん、こんにちは!
「Fularika」スタッフKです。
今月も“MORI NO IRO”~OUTDOOR STYLE DESIGN~と共に
野山で撮った写真をお届けします

11月ともなれば里山は冬支度の真っ最中です
暑い盛りからせっせと蓄えた薪が活躍する季節
通りがかりにみる家々の煙突には煙がたなびいています
ほんの少しの風も襟元から体温を奪ってゆく
薄着でウロウロしたら風邪ひいてしまいそう
さすがに秋も深まると花は極端に少なくなりますね
奥の手を使って温室にでも行こうかなと思いましたが
さすがにタイトルの「彩時季」から外れてしまう(笑)
そんなわけで残り少なくなった花々と前回の宣言通り
”紅葉”も織り交ぜて紹介したいと思います

センニンソウ(仙人草)
日本に自生するクレマチスの原種
11月でも余裕で咲いています
最近はフェンスやアーチにもよく見かけます
長く咲き続ける可憐な花はこの時期には貴重な存在ですね
でも不用意に茎や葉の汁に触れると水ぶくれになりますよ
葉や枝をすりつぶして川に流せば魚が浮きます
※魚毒は現在禁止されています

よく歩く長野県富士見町の散歩道です
この場所は詩人 尾崎喜八が住んでいた場所(当時の建物はないです)
入口に ”私を救ふもの それは 常に最後には 自然であった” 彼の言葉が残っています
こんなこと思う時は自分にも来るかなぁ と しばし佇むこと毎回
尾崎喜八は知らなくても 長野県の美ヶ原高原にある美しの塔に刻まれた詩を見た方は多いかもしれません
ここはジブリ映画でも知られる「風立ちぬ」の堀辰雄 美人画の竹久夢二 金田一耕助シリーズの横溝正史ら多くの文化人が療養していたサナトリウムがあった町です
夢二がこの町で亡くなったことはあまり知られていない
「風立ちぬ」の菜穂子(モデルは実在した堀の婚約者)もここで亡くなっている

10月の後半から11月にかけては紅葉が楽しめる散歩道
ここは赤松と紅葉する樹々に囲まれている
色づいた葉は陽に透かされるととりわけ美しい
陽のあたり具合で色合いも様々
赤松の木肌がいい味出しています
この場所 いつ来ても人が少ないのが気に入っています

マロニエ(セイヨウトチノキ)は明るい日差しが良く似合う
日本のトチノキと同じでドングリ(実)には毒がありますよ
滝平二郎の切り絵で有名な「モチモチの木」もトチノキでした
ヨーロッパでは毒抜きして食べる習慣が無いらしいです
なんか今回毒の話多いですね(汗)
マロニエって洋菓子店に多い名前ですね
パリのシャンゼリゼの街路樹で有名だから?

ローズヒップ(バラの果実)の色も紅葉に負けてない
ハーブティーでご存じの方も多いはず
ビタミンCたっぷりです
ヒップはお尻じゃないですよ
この実を指す言葉です
ヒップと言ったらローズヒップのことです ← 豆知識でした!

切り株にからまる蔦の葉
紅葉は見上げるだけじゃなく足元にもあります
このまま雪が降ったら「ブッシュドノエル」にみえるかな?

さて 皆さんもそろそろ冬支度ですかね
私はと言えば11月の終わりには車をスタッドレスタイヤに履き替え
スコップなどの雪掻き道具を積んでおきます
もちろん もしもに備えて金属チェーンも忘れませんよ
(いまだに使ったことないですがね)

”備えあれば憂いなし”は普段の生活も家の事でも大切ですね!
”レジリエンス住宅(対災害型住宅)”という言葉も今後の住宅の
基本性能のひとつになっていくのでしょうね

静岡でも水害があったばかりです
”ZEH住宅”の普及とともに”レジリエンス住宅”も加速しそうです

「FULARIKA」はモデルのコンセプトを軸に様々なカスタマイズが
可能となっています
皆様の問い合わせをお待ちしています