クローンができた

みなさんこんにちは、ブリーダースタッフNです。
本格的に朝晩の冷え込みを感じ始め、
季節がしっかりと変わった気がします。
10月11月と言えば、紅葉の季節です。
今年はリベンジしたいことが一つあります。
昨年、紅葉で有名な香嵐渓に食べ歩きに行った時に、
下調べをして屋台グルメをリスト化して臨みました。
ほとんどのリストは消化できたのですが、1つだけ未消化の食材があります。
それが「子持ち鮎の塩焼き」です。
仕方なく普通の鮎の塩焼きを食べました。
もちろん美味しかったですが、今年こそは真っ先に向かいます。
紅葉? 興味ないですね。 時間が余ればチラっと見てきます。
さて、そんな花より団子的なスタッフNですが、植物は好きです。
今年の春に、ソメイヨシノはクローンだったという内容のブログを書き、
自身でもクローンを作れるのではないかと、
生い茂った2種の緑を一部カットし、空き小鉢に埋めたという報告をしました。
ちなみにその時の写真がコチラ

あれから約半年が経過しましたが、今日はその続報です。
ソメイヨシノを増やした接ぎ木とは、台木と言う土台となる木に切れ目を入れて、
一定の大きさにカットした穂木と言われる数を増やしたい木を、
台木の切れ目に挿し込み、一定期間周りを保護して融合させる手法です。
ちなみに、私はこのような手の込んだことはしていません。
ただ、空いた小鉢に埋めたというか挿しただけです。
この半年間、ほぼ毎日水やりをして、見守ってきました。
貞子さんに関しては、茎に産毛のようなワサワサ感があったので、
埋めるときにワンチャンいけるぞ的な期待もありましたが、
まるお君に関しては、ツルツルの茎を土に挿し込んだだけで、
根があるわけでもないので、生け花的な状態です。
水をやり続けるも、写真で確認できる4枚の葉は、徐々に色合いが悪くなり、
月日の経過とともに一枚、また一枚と落ちて、
7月頃には、とうとう一番小さな葉っぱ一枚になりました。
お悔やみの報告を書く時も近いなと、心の準備をしたほどです。
最後までしっかり面倒を見るのが私の責任なので、
顔色(葉色)が悪い時も食事(水)だけは欠かさず出しました。
毛も抜け落ちた(葉も枯れ落ちた)まるお君が、
かつてのように微笑むことはもうないのかと諦めかけたとき、奇跡が訪れたのです。
よく見ると毛の生え際(葉の付け根)に、何やら小さな膨らみがあるじゃないですか。
毛(葉)? 間違いなく毛(葉)です。
嬉しいことに、みるみる元気を取り戻していきました。

もう安定期に入ったと思われます。
ただ土に挿し込んだだけの茎から根が出たのでしょうか...
いえ、私の愛情が奇跡を起こしたに違いありません。
一方そのころ貞子さんはと言うと...

ワンチャンどころかモッサモサです。
貞子さんに孫ができる日も遠くないでしょう。。。
という事で、「クローンをつくる」から半年、「クローンができた」という報告でした。
クローンと言うか、単なる株分けと言った方が正しいかもしれませんが。
緑が増えるって、気持ちがいいものですね。
フェイクグリーンでは味わえない感動でした。
皆さんも試してみてはいかがでしょうか?
この先も丁寧に育てていきたいと思います。
